スツールの偏愛とディティール

 

スツールが好きで偏愛しておりますが、

ジャンヌレの作品は良いスツールが沢山あります。

今日ご紹介するのはウッドトップのアイアンスツール。


個人的に仕入れてくるときに1番気にしているのは、

座面が当時のもの、または当時付け替えられたものががついているか?です。


座面がこのスツールの顔だと思っているので、新しいパーツに付け替えられてしまったものや、

過度にサンディングされてしまったものは、経年変化や雰囲気も無くなり、

新品でもよいのでは?と思ってしまいます。完全に個人的な意見にはなりますが…


この辺の感覚は、今はなき古道具坂田や、タミゼや宮脇モダンさんなどから影響を受けていると自分でもおもうのですが…

インドやフランスに買い付けに行くと、こういった使い古された道具がマーケットで輝いている瞬間があります。



ちなみにこれは初期の方のモデルで、

座面のデザインがペリアンの名作ベルジェスツールと同じ見た目ですね。




裏返しますと、ウッドパッチが四角に貼ってある箇所があります。

この隠された部分の裏側で、座面をネジで繋ぎ合わせています。




まだまだ語りたいところですがこの辺で。