ピエールジャンヌレのダイニングチェア 三角溝仕様




ピエールジャンヌレによってデザインされたダイニングチェアです。
ジャンヌレ監修期に作られたと思われるディティールが、あちらこちらに見られます。
たくさん周って、ようやく出会えた1脚です。


天板は5枚板のチーク材で構成されています。


裏側から見るとよく分かるのですが、
板と板の繋ぎ目に溝を彫り、マイナスネジで固定しています。
このディティールは、板の反り返りを防ぐ目的で使用されていたと伺っています。
(乾燥が十分でない木材は、経年変化で端が反ってきてしまう為です。)





 


木材の取り方もよく見ると工夫されていますね。

左から大きめ、中くらい、小さめと板の大きさがよく見ると変わっています。

たくさんの木材を必要とした1960年代のデベロッピングステージでは、

木材を余すことなく使えるようにこういった工夫が見られます。


レターはL.CCおそらくLabour comission chandigarh(チャンディガール労働委員会)の略称です。

4人掛けにちょうど良いサイズのテーブルです。